UnityでARを使用したAndroidアプリ開発のための環境構築に1日かけた話(Vuforiaの設定編)
はじめに
いろいろあって、研究でアンドロイド端末なりUnityなりを使うことになりました。
だいぶ前の話になってしまったので思い出しながら書くことになってます。すぐに記事に取り掛からなかった過去の自分を本気で呪おうと思う
とにかく、表示したりビルドしたりで困ったことが多すぎたので、自分用のメモをかねて残しておきます。
今回の記事はVuforiaの設定編です。
調べるといろいろな記事が出てきて大体同じようなことが書かれているので、今回はハマりそうな部分をピックアップして書いておこうと思います。
こんな人向け(多分)
- Vuforia使ってたらなんか表示できなくなった
困ったときに見ていただけるようなことが書ければなと思っています。
使用ツール
- Windows 10 Enterprise
- Unity 2017.2.3f1
- Vuforia
UnityはすでにオプションでVuforiaを入れたうえでインストール済みのものとして話を進めます。ご了承ください。
(個人的)ハマりポイント一覧
Vuforiaで画像がアップロードできない
まずVuforiaのサイトでの話。
自分で作ったマーカをUnity上で使うためには、Vuforiaのサイトで画像を登録する必要があります。
マーカー登録画面はこんな感じ。
「ふーん使えるのはjpgかpngなのね( ´_ゝ`)」
「使いたいのはpngやしアップするぞ~」
「なんでや工藤」
アップロードできませんでした。ちなみにこのエラー、私は過去2回遭遇しました。
赤文字をよくよく読んでみると、
「8bitグレースケールか24bitカラーのpngかjpgじゃないとあかんで」
えぇ…。
何言ってるんだという人はこちらのサイトをご覧ください。
こちらのサイトに書かれていることを要約すると、
- 画像形式であるPNGは3種類ある
- ひとつは8bit-PNGで、グレースケール(濃淡画像)を表せる
- 二つ目は24bit-PNGで、カラー表現ができる
- 三つめは32bit-PNGで、24bitPNGに加え透過表現ができる
この画像の何がダメだったかというと、二値画像(白黒のみの画像)になっていたことでした。(3種類ちゃうやんけ)
また、透過画像は32bitの画像となってしまうためこちらも使えません。
ネットのフリー素材をアップロードしようとすると透過画像になっていることがありますので注意してください、ほんとに。
Vuforiaを有効にする
UnityでVuforiaを使うためにはまずこれ。
たまに忘れて「は?なんでできへんねん」ってなります。
画像のようにPlayerSettingを開いて
XR Settingから「Vuforia なんちゃら」にチェック!
忘れたら動かなくなります~。
画像を有効にする
unity2017では、Vuforiaのサイトからダウンロードしたマーカのアセットをunityにインポートしただけではマーカを認識してくれません!つらい!
そこも設定してあげてください。
HierarchyのARカメラをクリックして、
「Open Vuforia configuration」を開く。
ここでやることは2つあります。
ライセンスキー登録
ひとつめがライセンスキーの登録。上の画像で白く塗りつぶしているところです。こちらは
Vuforiaのサイトから取得できます。
ログインするとおそらくこんな画面に。
もし、Development Keyをひとつも取得していなければ「Get Development Key」からライセンスキーを取得してください。
取得出来たら、長いやつをコピーしてUnityの方に貼り付け!終わり!
画像の有効化
もうひとつはマーカを有効にすることです。
はいさっきの画像!の赤いところです。
デフォルトではLoad ○○ Databaseのところにチェックがついていない状態です。
ここにチェックを入れると下のActivateも出てくるのでチェックします。
ちなみにunity2018ではマーカのActivateを自動でやってくれます。超優秀。
まとめ
というわけで、Vuforiaで困ったことを書きました。
ほかにもあったらどんどん追記していこうと思います。
また、そのうちAndroidアプリビルドの記事も書こうと思うので、よろしくお願いします。